
自分が出演した舞台が終わって、フェイスブックとかに「楽しかった!」とか「良かった!」とか書く役者を見るとげんなりする。
そういう感想は、お客様が書くものであり、出演者が書くもんじゃない。
それに渾身を込めて務める舞台が終わったあとに「あ〜楽しかった!」って言えるんだろうか?わたしは言えないなぁ〜。。。
さて、ワーク・インプロ・グレス。
俳優に興味を持ってもらうための、俳優による公演という
一般受けしない「ニッチ」な公演です。
しかも一部は即興で演劇をやって、二部は演出家さんとトークするという。
地味です(笑)。
そういう地味でじっくりしたものを、集客を気にしないでやってみたいという理由です。いつもは集客するために、みんなに声をかけるけど、この企画は興味のある人に見てもらえればそれでいい。
さて千秋楽。
今日は何か大事なものを集団でつかんだような気がした。
稽古から本番にかけて、いつもの絹川では言わないであろうコメントもして、ちょっと絞って挑戦してもらったので、その効果があったのかも?しれない?
あの時間を数人の俳優さんたちと観客の皆さんと共有できたことが、次のステップへの足がかりになるような気がする。