みなさま、こんにちは!
不安定なお天気が続いています。いかがお過ごしですか。
絹川は相変わらず、桜美林大学芸術文化学群にて、授業「即興演劇」「上演実技」「舞台芸術基礎」などを担当、卒業研究公演の指導、絹川ゼミ活動など忙しくしております。ゼミ活動がとても面白いことになっております。活動はこちらで紹介しています。玉川大学では「応用演劇実習」の授業を担当し、演劇教育に関して学生と学んでいます。
さらになんと、絹川は、7月29日(4:00-)に「ソロ作品公演」に挑戦することになりました!アーティスト荒悠平さん演出で20分ほどの作品です。役者としての絹川を観ていただける機会はなかなかございません。ぜひご来場ください!こまばアゴラ劇場です。詳細はこちらです〜。
<8月以降は外部ワークショップが目白押し>
08/05-06:劇団朋友「指導者のためのワークショップ」
08/24-25茨城大学「公開講座」
09月:岐阜医療科学大学、ワークショップ・デザイナープログラムの講師
11/19(日):札幌「JAPAN LIVE YELL project」
12/01-02(土日):石川県金沢芸術村ワークショップ
「つながりをとりもどすオンライン・ワークショップ」継続中!
ワークショップはライフワークと考えております。お気軽にお声がけください。
よろしくお願いいたしますー。きぬゆり🤗
2023年3月26日(日)に「ファシリテーター養成」講座(最終回)を行いました。
2023年4月1-2日に、久々に福岡でワークショップを行いました。
「ディバイジング」とは集団創作のこと。カリスマ的な演出家や劇作家をもたず、俳優たちが主体的に創作する手法です。この卒研ではインプロの「イエス・アンド」の考え方を重視し、ハラスメントのない健康的かつ建設的な稽古場づくりにつとめ、創作のプロセス自体をも作品とする実験的なアプローチが行われました。このような表現方法は、今後、若いアーティストの中で行われるようになるだろうと予感しています。
兵庫県豊岡市に1週間滞在して、芸術文化観光専門職大学の2年生32名を対象に、即興劇(インプロ)の集中授業(1日6時間!)を行いました(https://www.at-hyogo.jp/)。
いろいろ大変なこともあったのですが、平田先生や田上さんにアドバイスをいただきながら、できるだけ丁寧に取り組むことを心がけました。最終日は「ここで学んだことを使って15分で自由に構成・発表する」という課題で発表を行いましたら、現代の若者らしいユニークな作品が8つ生まれました。学びに真摯に向かう学生さんたちの姿が印象的でした。学生さんのこれからの活躍が楽しみです!招聘くださった平田先生、常にサポートしてくださった田上さんに深く感謝します。この集中講義は、カンジヤママイムの藤倉さんとダブル講師でした。一見マイムとインプロは、異なるカテゴリーの表現形態のように見えますが、今回は2つのアプローチが絶妙に関連しあっており、私的にはとても興味深い指導内容となりました(学生さんが感知したかは不明ですが)。
ある晩は、山内健司さんに江原河畔劇場を案内していただきました。レトロと現代デザインが素敵に融合した気持ちのよい劇場で、山内さんとお会いできたのも嬉しくて、つい深夜まで話し込んでしまいました。豊岡には素敵なものがたくさんあって、もちろん城崎温泉や城崎アートセンターにも行きたかったのですが、今回は余裕がありませんでした。次に来る時は、観光時間を確保したいと思います(どうやら井坂くんが豪邸に住んでいるらしいですし)。新幹線からの大学は、夜なのに輝いていました。
演出家・劇作家の鐘下辰男さん主宰劇団「ガジラ」ワークショップに参加する俳優さんたちを対象に、インプロヴィゼーションのワークショップを行いました。ここでは台本のある演劇に役立つ即興性に焦点をあてて、さまざまな視点からエクササイズを行い、議論を重ねました。
台本があろうがなかろうが、舞台上の俳優は「活きる」必要があります。スタニスラフスキーシステムでもメソッド演技でも、即興的エクササイズを通して、演技を体得していくではありませんか。しかしスタニスラフスキーもストラスバーグも「即興的であるとはどういうことか」ということに関しては、あまり言及していません。それはもしかしたら即興的であることが、あまりにも日常的であり、誰にでもできることと考えらていたのではないかとも思います。もちろん日常わたしたちは即興的に生きていますので、わたしたちは即興の名人なはず。しかし舞台や稽古場で「即興でやってみて」と言われても、多くの俳優は「それは難しい」と感じているのではないでしょうか。さて、わたしは日常の即興と舞台上の俳優の即興は異なると考えています。そして舞台上で即興的であるためには「スキル(つまり練習で体得できるもの)」が必要だと考えています。長くなりましたが、このような理由で、台本のある演劇を行う俳優さんたちにも、ぜひインプロヴィゼーションのスキルを学んでいただきたいなぁ〜と考えております。
絹川ゼミ第1期生12名が、即興劇に挑戦しました。インプロには「マエストロ」というスタイルがあるのですが、それを探究する内容となりました。学内に「アイデアボックス」を設置して、学生さんたちから広くお題をもらうなど、刺激的なアイデアが出て、絹川としても刺激的な公演となりました。
桜美林大学の学生さん(演劇ダンス)と一緒に、即興劇「Toi Toi Toiー過去と未来の間にうまれる、まだ誰も見たことのない演劇」は7スタージ全満員御礼にて、終演いたしました。今までにない、人を感動させる即興劇が誕生した瞬間でした。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました!
応用インプロの実践をまとめた「Applied Improvisation」の邦訳です。この本が出版されて「これは面白い!日本の方々にも知ってほしい!」と思って、自らプレゼンして翻訳出版にこぎつけました。ぜひお手にとってご覧ください!
Applied Improvisation Network(AIN)には、今までメンバー&認定ファシリテーターとして関わってきました。2020年より理事のひとりとして運営に関わることになりました。すでに2021年に行われるエデュケーション・シンポジウムの企画に携わっております。2年間企画や運営、アジアメンバーとの橋渡しとしての活動ができるといいなと考えております。よろしくお願いいたします!
2年間勤めました「International Theatresports Institute」のアジア支部長ですが、先日選挙がありまして、引き続き2年間勤めることになりました。こちらはアウトリーチやエデュケーションに関しての活動を運営することになります。また日本語への翻訳の仕事もしています。もっともっとキース・ジョンストンの考え方やシアタースポーツなどのフォーマットが知られるようになるといいなと考えております。日本のみなさんにも興味をもっていただけるように努力してまいります。