残念な話、インプロはゲームじゃない。

いわゆる「インプロ(impro/improv)」は「即興演劇」であり、即興で行う演劇のことなのだが、いまや日本の教育業界では「インプロ」=即興的に行うゲーム」という認識になっているように見受けられる。

 

大変に残念だ。

 

インプロにおけるゲームは、即興演劇ができるように・台本で演劇を行うときの俳優のトレーニングのために開発されたツールであって、それそのものがインプロなのではない。海外ではそれは区別されているけれど、日本では(とくに教育関係者の方々には)まったく勘違いされて使われている。

 

「役に立つんだからいいじゃないか」と思われる方々もいらっしゃるかもしれないが、どうも気持ちが悪い。

 

別に教育に、本来のインプロを取り入れる必要はないし、応用的にインプロを使えばいいと思う。

 

しかし応用的にインプロを使っているだけなのに、それを「インプロだ」と言ってしまうことは、インプロをやっている立場としては、まるで福神漬けだけを見て、カレーを語っているような気がするのだ。

 

せめて用語の使い方をインプロと応用インプロと区別すべきだし、学術的な文章を書く方々はちゃんと調べてから書いていただきたい。

 

読む人にさらに誤解が広まってしまう。

 

もし本当にインプロに興味があるのなら、できれば本当のインプロを体験してから語って欲しい。

 

こういう人たちに限って、あと2,3年すると、興味を失って、別のものを探し始めるか、目新しいものに飛びつくんじゃないだろうか。

 

本当に迷惑だ。