マディソン5日目

学会最終日。

 

できるだけの情報収集をするために、いちいち気になった人に声をかけてみた。日本では変な人だと訝しがられるだろうが気にしない(ずうずうしさ=年をとって良かった点)。

 

話かけると気さくに話をしてくれるし、即興演劇を研究しているというと面白がってくれるからだ。

 

やりとりの中で、面白い質問を思いついた。

「即興演劇について、あなたならどんな風に研究しますか」と聞きかえすのだ。予想外のアプローチを聞くことができて、大変に参考になった。

 

あなたが大学院生なら、早い時期に国際学会に行くことをお勧めする。英語が完璧でなくても、研究内容が面白ければ、優れた知識を持っていれば、まっとうな好奇心を持っていれば、相手をリスペクトする気持ちがあれば、相手は決してあなたをバカにしない。学術的な知識を持つこともさることながら、これらコミュニケーションのコモンセンスを知ることも、国際的な研究者になるための戦略だと思う。

 

ただいま朝の6時。あと1時間でタクシーが迎えにくる。わたしはたくさんの収集データと共に、空港に向かう。
ぐっばいマディソン。ぐっばいアメリカ。