長い話がすきな熟達者、ゲームが好きな初心者

ランディの「話が長い」は有名。
わたしはいつまででも聞いていたいと思う。
でも自分の話ばかりしてしまう自分に反省。これ前回書きました。

そういえば、この劇場で日本人対象のワークショップをやったとき(みんな日本からシアトルに来た)のことを思い出した。

日本の参加者から「ランディの話が長すぎる。私たちはもっとゲームがしたい」というコメントがあったなぁ〜。初心者の人たちは「自分がたくさん経験したい」って感じなんだよね。数をこなすのが大事な時期。分かるなぁ〜。

少し経験が進むと、むしろマインドセット(考え方)が大事だということが分かってくる。それさえ分かっていれば、何度も練習しなくても、すぐにパフォーマンスとして行動できる状態になる。インプロの基本的な筋肉がついていれば、ウォーミングアップに30分かけたりする必要はだんだんなくなるんだよね〜(やってもいいけど疲れちゃうというのもある。苦笑)。

面白くて刺激的な話を聞くのは、すごく大事。
とくに仲間と一緒に話を聞ければ、それがグループ・マインドとして定着するので、コンセンサスを取りやすくなり、次のパフォーマンスで新しい試みをいきなりやっても、仲間が受け止めてくれる(可能性が高い)。

だから日本の参加者からコメントを聞いたときは「この人たちには、ランディのクラスは、まだ時期早だったのかもしれないなぁ〜」と思った。ハイテンションで楽しいゲームをどんどんやってくれる先生のほうが、彼らには必要だったのかもしれないなぁ〜。