コロンビア16日目_その3

その2の続き。
肉とポテトで満腹。パオラのお姉さんが運転する車でうとうと。ボゴタのインプロフェス(6/1,2) のオープニングショーを観劇。スペインから来た2人組(男女)のグループ+ボゴタの女性ミュージシャン。内容はコラージュみたいなシンプルな形式。スペイン語だから会話の内容はわからない。でも感じることはできる。でも感じられないのはなぜ?いろいろ考えさせられる。勉強になる。

終演後、またもやパオラが車を飛ばして空港へ。GigioとSagioも同行。車の中で、軽くワークショップの振り返り、改善点をいくつか提案する。若い頃は、何かのイベントやできごとが終わった後に、それに対して「何かを提案する」という行為は考えられなかった。自分の器では無理と思っていたし、きっと物事に対してどこかしらで「私には関係がない。自分のことだけやればいい」と思っていたのかもしれない。今回のように(今回だけじゃなくて、日本でもやってるけど)責任をもって(臭い言い方だが、全身全霊で相手のためになろうと思って)何かに関わると、自然に「提案したい」ことがらが見えてくるのだなと感じた。

ボゴタ空港。お土産買いすぎてスーツケースが重すぎ(涙)。いくつかの荷物を取り出す。その中に、日本からもってきた演大連の「シアタースーポーツ」のDVDがあった。一応もってきたけど「日本語だから、観ても分からないよな〜」と思ったし、上映する時間がとれなかったので、みんなには見せなかったもの。でもここでこのタイミングで、このDVDが出て来たということは、きっとインプロの神様が何かを言っているのかも。ちらっと頭をよぎった行動をとることに(って仰々しい言い方だが)。DVDセットをGigIoにプレゼントした。彼は予想外にものすごく喜んでくれた。そしてなんだか、自分の業績を、すべてコロンビアメンバーに預けたような気がした。

そしてグッバイ。

振り返って:この旅で、日本から持ってきたほとんど全てのTシャツや本はWSのメンバーにあげてしまった。リサーチした資料もWSに役立つアカデミックな「モデル」たちも、まとめて伝えた。なんだか今まで自分がやってきたことの集大成を、ここコロンビアに置いてきたような気がする。

なんか「脱皮」したような、すっきりした気持ち。
新たな気持ちで、日本でも活動していこう〜。