『演奏を支える心と科学』(The Science & Psychology of Music Performance,2002)を読む

はまっていたスポーツ心理学に続き、音楽心理学へ。

『演奏を支える心と科学』(The Science & Psychology of Music Performance,2002)を読む(ちょっと古いけど)。

 

心理学的研究では、演劇よりも、スポーツや音楽の方が断然に進んでる。まぁほとんどの知見は、実践家であれば、すでに身体で理解していることだったりする。けれど、それでも「覚醒水準」や「心と身体どちらが先か」や「熟達するための練習方法」や「動機付けの仕組み」などがエビデンスに基づいて文字化され整理されていると、実践家にとっては、自分がやっていることのメタ認知になるだろうし、指導者にとっては「感情やなんとなく」で指導しなくてすむだろうし、それはスポーツや音楽を学びたい人たちにとっても有益だろう。スポーツや音楽の研究から得られた知見は、演劇や演劇教育に応用できることがたくさんあると思った(即興に関しても)。そういう知見をどこかにまとめて紹介しようかな〜。それにしても教育者から「こういう知見がすでにあるよ」と語られても良さそうなのにな。とも感じた。領域が異なると、なかなか知る機会は無いのかな。役にたつのにな。