研究倫理を知ろう

 大学院の授業で「研究倫理」について学んでます。研究領域によって不正行為か否かは微妙に異なりますが、人を対象とする医学系研究に関する倫理指針では、心的外傷に触れる質問などによって、研究対象者の身体または精神に傷害や負担が生じることを「侵襲」といい、研究倫理として好ましくありません。

例えば、被験者側からいうと、研究している人たちに「研究のためにインタビューさせて」と言われても、「ノー」と言っていいし、仮に「イエス」と言ってインタビューを受けたとしても、その最中に心が傷つけられるような行為を受けたら「辞めてほしい」と言うことができるのです。

 

私は被験者だった時、侵襲のことを知らなかったので、嫌だったし辛かったけどインタビューを受けてしまったことがあります。後悔しています。特にインタビューした側がこちらの痛みを理解してくれない時はますます辛いです。

 

みなさんももし「研究のためにインタビューさせてほしい」言われた時、そういうことの無いように気をつけてね。私はどちらの立場にもなることがあるので、両方の側から気をつけます。