夢のレベルを上げよう。

こういう活動をしなくては。自分の夢のレベルを上げなくては。あるNHKのニュースを見て、自分の活動のレベルを考えさせられた。そのニュースとは「子ども夜回り」というタイトルで、大阪で実施されている子どもが夜回りして、ホームレスの方々を支援するというものだった。
(以下長文になってしまいました。ソーリー)
=======================
「場の研究所」の清水博先生が、自分の行動を変えるために「自分の夢のレベルを上げなさい」とおっしゃる。これは単に、現実に目を背けてドリーミーに夢見ることでは毛頭ない。
 どういうことかというと(私が理解するには)、まず人の生活を「即興劇」に例えて考えてみる。自分の毎日の行動は「即興劇」である。台本のない中で即興的に日々ひとと関わり、行動という表現をしている。そして、それは誰かに見られている。この見られている存在が「観客」。そして自分の観客が誰なのか(どんな人たちなのか)を設定することで、自分の即興劇は変化する。例えば子どもが生まれると、自分の即興劇の観客は、その子になるかもしれない。そして、その子が感動できる即興劇を演じたいと思うかもしれない。そこで自分の振る舞いが変わる。それは自分の夢のレベルが変わったことである。例えば自己満足のための即興劇の観客は、誰かに愛されたい/認められたい自分かもしれない。困っている人のために演じる即興劇の観客は、困っている人たち。神様のために演じる即興劇というのもあるだろう。夢のレベルは、自分の即興劇を誰に見せたいかによって変わる。
 毎日の忙しさや、なりたい自分になれない自分への苛立ちや、FBでのリア充の自慢大会への妬みやいろんな雑音で、わたしの夢のレベルは簡単に下がってしまう。そんなつもりじゃなかったのにひくつな即興劇を演じている自分がいる。そういう時にいつも思う「夢のレベルを上げなくては」と。そしてこのニュースのような活動は「何が大事だったっけ君?」と自分を正気に戻してくれる。