TALKS紹介
カンファレンスでは「TED」風のトークが行われました。
それぞれは15分づつ。登壇者はボードメンバーから打診のあった12人。
中には本物のTEDに出演したスピーチの達人もいらっしゃいました。
ここではざっと概要を紹介します!
speaker1
トップバッターは代表のポールZジャクソン。
タイトル:AIN NEWS
ここまでのAINの経緯を簡単に説明。ユーモアたっぷりのスピーチだった。
SPEAKER2
KAT KOPPETT.ビジネスコーチ&コンサルタント。ビジネスパーソン対象の応用インプロ著書もある。
タイトル:Listening3.0
今回は「聞く」ということについて。目の覚めるのようなシャープな論点だった。
SPEAKER3
オランダ人のANNE-MARIE STEEN.
タイトル:Agents of Play on a Mission.
TED✖️ダブリンにも出演したことがある。彼女のメインテーマ「PLAYFUL」についてのスピーチ。楽しさの中に、明確なメッセージが込められていた。
SPEAKER4
Patrick Short。「コメディスポーツ」の創始者。
タイトル:Rebranding our own company。コメディスポーツをどのようにブランディングしてきたかという話。こうやってカンパニー運営に人生をかける人がいるから広まっていくんだなぁ〜と感じた。
SPEAKER5
Andy Middleton。
年間7500人の人たちを対象に、自然の中でワークショップをすることで環境問題に関する教育を行っている。タイトル:Wild about Improv
SPEAKER6
Isolde Fischer。ドイツでインプロカンパニーを率いる女優さん。タイトル:Back to Play!
今回は、精神病患者とのワークショップの実践発表と、応用インプロを続けていくためには遊びココロ+お金のセンスが必要で、それが共存することが望ましいと発言。チャーミングなスピーチで大喝采をあびていた。
SPEAKER7
Mari T. Churtis。タイトル:Anxiety Unscripted.
国際的なファシリテーター、カウンセラー、コンサルタント。今回は「不安」という感情をどのように扱ったらいいかについて、簡潔で解りやすいレクチャーだった。
SPEAKER8
Andrew Tarvin。
タイトル:Disadvantages of AI.ベストセラー作家&エンジニア。TEDにも出演したことのあるめちゃくちゃスピーチがうまい人。雑誌「フォーブス」や「ウォールストリートジャーナル」でも執筆。応用インプロの欠点について明確に記しながら、逆に応用インプロの良さを語るという凄腕スピーチだった。
SPEAKER9
Neville Bharuchaムンバイ出身。タイトル:How to use Improv to Improve the atmosphere and love problems. 若いエネルギーで、パワポなしでの熱演。27歳でこんなに堂々とスピーチできるなんてすごい。後半は参加者がグループに分かれて、自分が学んだゲームをシェアする時間になった。シェアリングがコミュニティを強くする。
SPEAKER10
絹川友梨。タイトル:What's the difference between Impro and Scripted acting?
いま研究している内容の中から、インプロと台本演劇を見た観客の印象評価について。英語はめちゃめちゃだったけど、TALKSの中で一番受けたと思う〜。
SPEAKER11
Marijin Vissers インプロバイザーでエデュケーター。今回は障害のある子どもたちとのワークショップ実践の紹介。タイトル:Improvisatioon for Social Inclusion。めちゃ魅力的でエネルギッシュなスピーチに泣きそうになった。
SPEAKER12
Mary Jane Pories もとセカンドィティの女優さん。今は会社の社長さん。
もうひれ伏すほど面白いスピーチ。本音で語れる強さのある女性のひとり。憧れ〜!
タイトル:Teaching Impro and design thinking at College level.
Yuri's thoughts
<スピーチ前>
早朝から目が覚めて、自分のスピーチの確認。ここ2日間のトークはどれも素敵だった。テーマは自然の中の即興性/精神障害のある人たちにインプロワークをやった経験を通して、応用インプロに必要なことを語る/ワークショップのデザインについて/応用インプロの弊害についてなど。パワポもカッコよく作られていて、しゃべりにも無駄がなく、さりげなく「笑い」も入れられていて、本当にすごい!
「わたしもあんな風にやりたいんだけど」とコーチのジョンに相談。しかしジョンはこう言った。「ユリは無理して笑いを取ろうとしなくていいんだよ。自分の発表内容を誠実に伝えればそれで十分。そのままでいいんだよ」盛って盛って盛り上げたい性格の私としては、そう言われても納得がいかない部分もある。「いや、わたしはもっとできる!もっとできるようになりたい!」という向上心。しかし確かに、私のスピーチの内容は、前半は日本文化について、それにつなげて自分の研究について説明することになっているので、観客をもてなす(エンターテイン)する必要はない。それにインプロのセオリーでも「無理して笑わせようとしても滑るだけ」と言われているし。しかも「無理してやらなくてもいいや〜」という、私にとっては「だらけた」考え方をすることによって、なんとなく気がラクになったように感じた。だからそれでいいじゃないかと。
あと3時間後にはスピーチ開始。持ち時間は15分。
いや〜いったいどうなることやら。この緊張とプレッシャーを楽しんで味わっていこう!(と自分に言い聞かせている)
<スピーチ後>
無事にスピーチが終了。ふう〜。お客さんの反応がすごく良くて、会場が何度も大爆笑に。終わってから大勢のお客さんが「すごく良かった」と言ってくれた。なんと憧れのスピーカー達からは「インプロを研究してくれて、ありがとう」と感謝された。私はとにかく終わって良かったという気持ちしかなかったので、スピーチ予想外の大うけにビックリ。
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