「ピクサー7つの創造的戦略」

http://jp.wallpapersus.com/_-ピクサー/
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「トイ・ストーリー」や「ニモ」で有名なアニメーション会社「ピクサー」。

この会社は、創造作業のプロセスに即興性を重んじていて、
インプロのトレーニングも取り入れているのは、よく報じられています。

しかし「ピクサー」のクリエイティブさを持続させているのは、
「インプロ」だけではありません。今日は、ピクサーが
「大事にしている7つの方法」をご紹介したいと思います。


1.「質」が最高のビジネスプラン
  Quality is the best business plan
  
「いいものを創る。」
 これが、どんなビジネスプランよりも勝る。


2.「失敗」は必ずしも悪いことではない。
  Failure isn’t necessary evil

  アメリカでも「失敗」に対する恐れは強いようです。
  ここでは「失敗」と「成功」の間に「創造性」があると述べています。


3. アイデアよりも人々のほうが大事。
  People are more important than ideas
  
  いわずもがな。ヒトが良ければ、良いアイデアも出るものです。

4.予想できないことに備えよ。
   Prepare for the unknown

  予想できないことに対して、
 「即興せよ」ではなく、「備えよ」であることがポイント。
  いずれにしても「即興する」ことになるのだけれど、
  それに「備える」こと。
  何でもかんでもインプロでいいという訳ではないようです。

5. ゴールとプロセスをごっちゃにしないこと。
    Do not confuse the process with the goul

  プロセスをシンプルに簡単にスムーズにすることは大事。
  しかしそれは「ゴールではない」ことに注意すること。

6 .誰でもなんでも言い合えること
    Everybody should talk to anybody

  コミュニケーションのスタイルが、その会社のスタイルと
  直結すると著者は述べています。
  よきコミュニケーションできる会社はよき会社。

7. いいアドバイスをしなさい。
    Give good notes. 

  何が悪くて、何が足りなくて、何が不明確で、
  どこがつじつまがあっていないか。
  いいアドバイスは的確で具体的であること。

いかがでしょうか。
7つの方法の中には「インプロ」の精神と通じるところが沢山あります。
だからこそ、ピクサーはインプロのトレーニングを取り入れているのでしょう。

そして「インプロ」だけではないのだという点を知ることで
逆に、より「インプロ」の役割が明確に見えてきたりもするのではないか。
そんな風に感じました。(絹川)

引用文献
http://www.creativityincbook.com/7-core-principles/