目次:キヌガワぶろぐ

日々かんじたこと、かんがえたこと、ざっくばらんに書きつづっています。

ときに真面目に、ときにお馬鹿に、ときに重く、ときに軽く。

できるだけ飾らずにとおもっています。


「インプロ(即興演劇)で学ぶ コミュニケーションのコツ!」

AAPS埼玉主催のインプロワークショップでした。ご参加いただいたステキな皆様ありがとうございました〜!!企画してくださった皆さんも感謝です!
 今日は「コミュニケーション」というキーワードに関して、新しい解釈とそれを体感するための流れでやってみました〜。ありがちな”インプロ”=”楽しいゲームの連発”はやらず、”ぜったいこの流れでやれば盛り上がるよね〜という鉄板メニュー”も使わずに。もちろん場を見ながら、予定していたプランを別のメニューに変えたりしながら。
「謎」から始まって「自分への問いかけ」を促し、「体験」と「短くてマンツーマンのフィードバック(リフレクション)」を何度かやりながら「科学的解説」を交え、そしてまた「謎」「問い」「体験」「フィードバック」。それをふまえた学術的解説。「普遍的に大事なのは、これだよね〜」っていうポイント3点が、徐々に明らかになっていくという流れ。終わってから参加者の方々から「分かりやすかった」って感想をいただいて安堵〜。ちょっと抽象的な問いもあったので「ハホ?」って思った人もいらっしゃったかもしれないけれど。もしかしたら言い訳がましく聞こえるかもしれないけれど、ただ単に「楽しい〜。良かったね〜」も素敵だけれど、時には戸惑いや「なにこれ?」って引っかかる経験を提供するのも大事な気がして。楽しだけで終わるWSは誰にでもリードできるから、私は自分にチャレンジして、別の体験アプローチによって、学びを引き起こせるようなやり方や”デザイン”をしていきたいなと思って。それにしても、こういう実験は、こんな私にWSを依頼してくださる方々がいらっしゃるからこそ実現できていること。ありがたいです!感謝です!
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研究に協力してださったみなさん、ありがとうございます!

スタニスラフスキーシステムを学んでいて_その2

今回のWSを受けて、わたしは自らが演技習得のための人体実験しているような感覚がありました。

参加していろいろやっているときに、自分がどのような風に感じ考え/影響を受けるか。

特に昔の自分=演技をどうやったらいいか全く分からなかった頃の、との比較をしていたように思います。

 

あきらかに即興を学んだ自分はメタ認知が育っていると思うし、それと同時にモーメントに飛び込めるようにもなっているようにも感じます。相手から影響を受けることによって、急に感情を変えること、目的を明確に設定して、それをサブテキストにもっていながらセリフをいうこと、急に目的を変えること、目的が達成されなかったときの気持ちに恐怖なく飛び込めること。外側から見たらどうなのか分からないので、バーターさんにそこを指摘してもらいたかったですけれど(苦笑)。

 

この感覚をなんとか言語化して、日本人に適したエクササイズが見つかれば、言葉にしばられている若い役者さんたち/感情論に陥り戯曲分析ができない年配の役者さんたちの助けになるのにな〜。

 

いろいろな演出家と仕事をしてきて、前から感じているのですが、楽しいウォーミングアップ的なエクササイズと、戯曲に入ってからの稽古との間に、トレーニングの飛躍があると感じます。その間にもう1セクション必要。ウォーミングアップとテキスト稽古を橋渡しする理論と実践のナレッジが弱いと感じます。

 

もしかしたらわたしが出会っていない演出家はそこのスキルもあるのかもしれませんが(まぁこういうことを考えるのは、演出家というより、演技コーチみたいな役割ですけれど)、ウォーミングアップで楽しそうに解放していた役者が、テキストに入るとたちまち硬直してしまう様子を、今回だけではなく何度も見てきました。

 

演出側にもテキスト稽古になると「演出のアドバイスを手掛かりになんどもやってみる」ぐらいしか稽古ネタがない。みたいな?

 

そこに手法がもっとあるといいのに。

しかも演出家の顔色を伺うのではなく、役者が自主的に考え動けるようなやり方で。

 

そうでないと、いつまでも役者は主体性がなく(自分で考えず)、演出家の言われるままに動くロボットみたいになっちゃうし、そうだとしたら「ロボットのほうがいいよね」ということにもなりかねない。(わたしはそうはなって欲しくないし、役者という存在には魅力があると思っている)

 

 

スタニスラフスキーシステムを学んでいて_その1

RADAの校長先生も務められたニコラス・バーターさんから「スタニスラフスキーシステム(SS)」を学んでいるなう。SSは世界で一番確立された演技メソッドだと言われている。

もちろんスタニスラフスキーの本(「俳優修業」とか)も、その周辺にいる先生方の本もたくさん読んでいるし、トレーニングもそれなりに受けてきた。

 

でも、いつも教える側に立つことが多い私にとって、純粋に役者でいられる時間はなによりも幸せ〜。

 

さてインプロとの関係で言えば、今のところ、教えていただいているSSの考え方とインプロのアプローチはまったく葛藤がない。同じ哲学で成り立っていると思う。

むかし学んだメソッド演技(@日本)には齟齬や疑問を感じたけれど..。

(これに関しては、またどこかでかければ)

 

SSを習得するためにインプロは大きく役立つ。SSを学ぶ前にしこたまインプロやっておくと、SSの作業に入ったときにかなり楽に飛び込めるし、演技の理解も進むだろう。また台本を使った稽古に進んでも、やはり柔軟性が必要となるので、即興に強い人は有利。演技のスタイルとしても、チェーホフのようなリアリズム演劇を行うためにはインプロを学んでおくことは有益だと思う。

 

しか〜し!

テキストを使っていく演技の作業過程には、別のスキルもいろいろと必要(私はここが楽しみ〜!)。台本がある場合、それが大きな道しるべ。だからそこ手掛かりを見つけるための分析をして、劇世界を理解することが必要。でもここを理解していない役者さんがとても多いようにも感じる。(「俳優のためのハンドブック」という本を翻訳しましたが、そこには分析方法がのっていますよ〜)

 

ちなみに台本の作業をまったく知らないままインプロだけやっていくと、インプロだけが職人芸のように上手くなってしまい、多分演劇の演技とは全く違うスキルに特化する人になっていくように思う(それはそれで、そういう道もありだと思う)。

 

でも、もし演劇をやっていきたい/いい演技ができる役者になりたいのであれば、「超目的」を視野にいれて、インプロはほどほどにできるようになっていくと、いいように思ふ。

 

それにしても、今回スタニスラフスキーシステムと久々に出会って、いろいろリサーチしたのだが、世の中には間違った情報がたくさん出回っているんですね〜。

あやしいDVDを数十万円で売っているところもある。しかもそこの文言がいかにもあやしい。。(スタニスフスキーは自己啓発じゃないのにな)DVDを観ても、演技はうまくならないので注意ね。

 

役者になりたい人は勉強が大事!

自分で考えること必要!

台本の分析ができるように理解し考えること。

さらに、あやしいところに引っかからないようにするために知識と自分で考えることは必要。

 

公共の場所で勝手にガーデニング

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