参加者1000人!

先日ある小学校からご依頼いただき、

「子どもの自発性を引き出すコミュニケーション技法」というタイトルで、イベントの一端で講演会をさせていただきました。


なんと参加者は1000人〜!

今まで100人のワークショップは経験しましたが、今回はケタが違います(冷や汗)。


小学1年生から小学6年生の約600人。
プラス家族と先生で合計1000人。
5才〜70才代まで幅広い年齢層@大規模なホール(劇場)。
全員「座っている」状態で動きまわるのは難しいです。
いただいた70分で何ができるだろう〜?

メルマガをお読みの皆さんの中には、ファシリテーターの方々、
教育関係者、講演などをやる機会のある方々もおられると思います。
みなさんなら、どんな内容をお考えになられますか?

さて、どうしよう?

最終的に、こんな内容にしました。

0)今回の主旨とウォーミングアップ
1)自発性とは何か?
2)コミュニケーションの仕組み
3)伝えるとは?
4)受け取るとは?
5)子どもはなぜゲームに夢中になるか?
6)好奇心を持って関わる。
7)自分が楽しんでいますか?
8)イエスアンドで、認め広げる。

そしてこんな風に工夫しました。
1)パワーポイントの活用
2)内容は大人向けだけれど、時々にアクティヴィティを
  盛り込んで、両者とも楽しめるようにする。

さて本番です。
こちらの不安はなんのその。
子どもたちは最初からノリノリで、
最初に全員ウェーブを作りましたが、
会場中がグワングワン波打って、
それはそれは壮観でした!

ただノリノリの子どもたちを尻目に、
「ただ見ているだけ」という大人も少なくありませんでした。

「できれば大人にもゲームをやってもらいたいんだけどなぁ〜」と
思ったのですが、後で聞いてみたら、子どもの姿を見て
「こんなに単純なことでも、こんなにイキイキした顔をするのね〜」と
大人同士が話している様子があったようです。

つまりゲームに参加していなくても、「見る」ことで気づきがあったよう。
そうだとしたら、それはそれで良かったのではないかと感じました。

それにしても、こんなに大人数対象の講演ワークショップは初めて。
たくさん反省もあるのですが、参加者から「楽しかった」という
感想もいただき、大きな安堵感と「もっと挑戦したみたい」という気持ちです。
またお呼びがかかるといいなぁ〜。

(絹川)